
外反母趾は、靴の選び方によって症状が進行するスピードが大きく変わります。
「おしゃれだから」「履き慣れているから」と靴を選んでしまうと、気づかないうちに親指の変形や痛みが悪化することも。
本記事では、外反母趾を悪化させやすい靴の特徴と、足を守るための正しい靴選びについて解説します。
外反母趾を悪化させやすい靴の特徴
- つま先が細い靴
親指と人差し指の間が圧迫され、親指がさらに内側に傾きます。 - ヒールが高い靴(5cm以上)
体重が前方にかかり、親指の付け根に負担が集中します。 - 柔らかすぎる靴底
足のアーチを支えられず、開張足や扁平足を助長します。 - サイズが合わない靴
大きすぎても小さすぎても足の動きが不自然になり、変形を招きます。
正しい靴選びのポイント① つま先の形
つま先がゆったり広がった「ラウンドトゥ」や「スクエアトゥ」の靴を選びましょう。
足指が自然に動くスペースがあることで、圧迫を防ぎます。
正しい靴選びのポイント② ヒールの高さ
理想は3cm以内。ヒールが高いと前足部に負担がかかるため、低めで安定感のある靴がおすすめです。
正しい靴選びのポイント③ 靴底と中敷き
- 適度に硬さのある靴底でアーチを支える
- 中敷きは土踏まずをしっかりサポートできるタイプを選ぶ
- 必要に応じて外反母趾用インソールを活用
正しい靴選びのポイント④ サイズの測定
購入前には必ず足の長さと幅を測定し、自分に合うサイズを選びましょう。
特に夕方は足がむくみやすいため、試し履きは午後に行うと安心です。
まとめ
外反母趾の悪化を防ぐには、靴選びが最も重要です。
つま先の形・ヒールの高さ・靴底の構造を意識するだけで、足の負担を大きく減らすことができます。
日常的に履く靴ほど慎重に選び、足の健康を守りましょう。