外反母趾

外反母趾と筋力不足の関係|鍛えるべき筋肉とトレーニング方法

外反母趾は靴や歩き方の影響だけでなく、足の筋力不足も大きな原因のひとつです。
足の筋肉が弱るとアーチ構造を保てず、親指の付け根に負担が集中して変形が進行します。
本記事では、外反母趾と筋力不足の関係を解説し、改善や予防のために鍛えるべき筋肉とトレーニング方法を紹介します。


外反母趾と筋力不足の関係

足は縦アーチと横アーチで構成され、その形を維持しているのが足裏やふくらはぎの筋肉です。
これらが弱くなると、アーチが崩れ足幅が広がり、外反母趾が進行します。
特に加齢や運動不足によって筋力は低下しやすく、立ち仕事や長時間の歩行で症状が悪化します。


鍛えるべき筋肉

  1. 母趾外転筋
    → 親指を外側に開く動作に関わり、外反母趾の進行を防ぐ
  2. 短母趾屈筋
    → 親指で地面を押す力を強化
  3. 足底筋群
    → 足の縦アーチ・横アーチを支える
  4. 後脛骨筋
    → 土踏まずの維持に重要

自宅でできるトレーニング方法

タオルギャザー

  1. 椅子に座り、足元にタオルを置く
  2. 足指でタオルを手前にたぐり寄せる
  3. 片足1分×3セット

足指じゃんけん

  • 足の指で「グー(握る)」「チョキ(親指だけ上げる)」「パー(開く)」を繰り返す

親指押し出し運動

  1. 床に立ち、親指で地面をしっかり押す
  2. 5秒キープ×10回

かかと上げ(カーフレイズ)

  1. 両足で立ち、かかとをゆっくり上げる
  2. ふくらはぎの筋肉を意識
  3. 15回×3セット

トレーニング時の注意点

  • 痛みが強い場合は無理をしない
  • 継続することが効果につながる
  • 靴やインソールとの併用で相乗効果

まとめ

外反母趾の予防・改善には、足の筋肉を鍛えることが欠かせません。
母趾外転筋や足底筋群を日常的にトレーニングすることで、アーチ構造を維持し、足の負担を減らせます。
今日から少しずつ取り入れて、歩きやすく健康な足を目指しましょう。

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