
外反母趾は靴や歩き方など生活習慣の影響が大きいとされますが、実は遺伝的要因も無視できません。
「母や祖母が外反母趾だった」という方は、同じく自分もなりやすい足の形や骨格を受け継いでいる可能性があります。
本記事では、外反母趾と遺伝の関係、そして家族に多い場合に意識すべき予防策について解説します。
外反母趾と遺伝の関係
外反母趾の発症に関係する遺伝的要因には以下のようなものがあります。
- 扁平足や開張足など、アーチ構造が弱い足の形
- 関節が柔らかい(靱帯が緩い)体質
- 親指が長い足指の形(エジプト型)
これらは生まれつき備わっている特徴のため、生活習慣の影響が加わると発症しやすくなります。
家族に多い場合のリスク
遺伝的に外反母趾になりやすい足の構造を持つ場合、靴の選び方や運動不足によって症状が早期に出る可能性があります。
特に女性は加齢やホルモンバランスの変化で靱帯が緩みやすく、発症リスクが高まります。
予防策① 正しい靴選び
- つま先が広く、足指が自由に動かせる靴を選ぶ
- ヒールは3cm以内、安定感のある形を選択
- 靴底が柔らかすぎず、適度にしなるものが理想
予防策② 足の筋力を鍛える
- タオルギャザーや足指じゃんけんで足底筋群を強化
- かかと上げ運動でふくらはぎと後脛骨筋を鍛える
- 立ち方や歩き方を意識してアーチを維持
予防策③ 定期的な足のチェック
- 月に一度は足の形や親指の角度を確認
- 違和感や軽い痛みがあれば早めに医療機関へ相談
まとめ
外反母趾は遺伝的要因と生活習慣の両方が関係します。
家族に外反母趾の人が多い場合は、自分の足の形や特徴を知り、早い段階から予防を始めることが大切です。
靴選びや筋力トレーニングを習慣化し、将来の足トラブルを未然に防ぎましょう。